EV車もマイカーローンで購入できる

環境への配慮が求められる現代において、電気自動車(EV)への注目度は年々高まっています。しかし、EV車は従来のガソリン車と比較して本体価格が高額になる傾向があり、購入を躊躇している方も少なくありません。

そんな中、マイカーローンを活用することで、EV車の購入もより身近なものになっています。

マイカーローンはEV車購入にも利用可能

結論から申し上げますと、EV車の購入においても通常のマイカーローンを利用することが可能です。

新車・中古車を問わず、多くの金融機関が自動車購入資金として融資を行っており、購入費用だけでなく運転免許証の取得資金や既存ローンの借換資金にも対応している場合があります。

EV車特有の充電設備の設置費用についても、金融機関によっては資金使途に含まれるケースがあります。ただし、取り扱いは各金融機関で異なるため、事前の確認が必要です。

EV車購入者への金利優遇制度

EV車を購入する際の大きなメリットとして、専用の金利優遇制度が挙げられます。環境に配慮した自動車を購入する場合、通常のマイカーローンよりも有利な条件で融資を受けられる可能性があります。

優遇金利の特徴

EV向けのマイカーローンでは、借入時の年利が1%を切る可能性もあり、返済総額を大幅に抑えられる場合があります。

審査の結果によって金利は変動しますが、一般的なマイカーローンと比較すれば優遇されているため、検討する価値は十分にあるでしょう。

金利優遇の対象となる車種は、EV(電気自動車)だけでなく、PHEV(プラグインハイブリッド自動車)やFCV(燃料電池自動車)など、環境性能の高い車両が含まれます。

どの車種が優遇対象となるかは、ローンを提供する金融機関によって異なりますので、申込前に必ず確認しましょう。

マイカーローンの提供元

  • 銀行系:メガバンクや地方銀行、ネット銀行が提供。金利が低めに設定されており、信頼性が高い。審査は比較的厳しい傾向にある。
  • 信用金庫・信用組合:地域密着型で、過去の取引実績があれば柔軟な審査が期待できる。金利は銀行と同程度。
  • 自動車メーカー系:残価設定型ローンやサブスクリプションなど独自プランが豊富。ただし特定メーカーの車両に限定される。
  • 信販会社・その他:ロードサービスや保険特約が付帯されるプランもあるが、追加条件が設定される場合がある。

借入条件と金利タイプの選び方

マイカーローンには、固定金利と変動金利の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自身の返済計画に合わせて選択することが重要です。

金利タイプ 特徴 メリット デメリット
固定金利 借入時の金利が完済まで変わらない 返済計画が立てやすい 変動金利より金利が高め
変動金利 市場金利に応じて定期的に見直される 初期の金利が低め 将来的に返済額が増加するリスクがある

借入可能額は金融機関によって異なり、メガバンクや地方銀行では1,000万円程度、ネット銀行では700~800万円程度が上限となるケースが多く見られます。

返済期間についても、最大8年から15年まで幅がありますので、月々の返済負担を考慮しながら選びましょう。

EV車購入で活用できる補助金制度

マイカーローンと併せて知っておきたいのが、国や自治体が提供する補助金制度です。条件を満たせば、購入費用を大幅に削減できます。

主な補助金の種類と金額

補助金の種類 対象車両 上限額
CEV補助金(国) EV(電気自動車) 85万円
CEV補助金(国) PHEV(プラグインハイブリッド) 55万円
CEV補助金(国) FCV(燃料電池自動車) 255万円
地方自治体の補助金 各自治体により異なる 数万円~数十万円

国の補助金と自治体の補助金は併用が可能です。

例えば、EV車を購入する場合、国から最大85万円、自治体から数十万円の補助を受けられれば、合計で100万円以上の支援を受けられる可能性があります。

補助金を受け取った資金は、繰上返済に充当することも可能です。これにより、利息負担を軽減し、総返済額を抑えることができます。

マイカーローン選びのポイント

EV車を購入する際、マイカーローンを選ぶ上で押さえておきたいポイントがいくつかあります。

返済シミュレーションの実施

購入後の生活を圧迫しないよう、事前に返済計画を立てることが欠かせません。EV車は本体価格に加えて、充電設備の設置費用や保険料、税金などの維持費も発生します。

多くの金融機関が提供しているウェブ上のシミュレーションツールを活用し、月々の返済額と収入のバランスを確認しましょう。

事務手数料の確認

マイカーローンには、金利以外にも各種事務手数料が発生する場合があります。繰上返済手数料や保証料などがその代表例ですが、インターネットバンキングでの手続きにより無料となるケースもあります。

金利だけでなく、こうした付随費用も含めた総コストで比較することが大切です。

付帯サービスの活用

一部のマイカーローンには、ロードサービスや保険特約が付帯されているプランがあります。特にEV車は遠出の際にバッテリー切れのリスクがあるため、こうしたサービスが付いていると安心です。

年会費無料でロードサービスが利用できるプランや、万が一の際にローン残高がゼロになる保障など、自分のライフスタイルに合った特典を選びましょう。

申込から融資までの流れ

マイカーローンの申込手続きは、多くの金融機関でインターネット完結が可能になっています。来店不要で24時間365日申込ができるため、忙しい方でも利用しやすい環境が整っています。

  1. ウェブサイトで借入希望額や返済期間などの条件を入力
  2. 仮審査の申込(メールで審査結果通知)
  3. 必要書類の提出(本人確認書類、収入証明書など)
  4. 本審査と契約
  5. 融資実行(指定口座へ振込)

審査結果は最短で翌日に通知されることもありますが、申込時期や審査状況によって数日かかる場合もあります。車両の納車時期に合わせて、余裕を持って申し込むことをおすすめします。

EV車購入の税制優遇措置

補助金とは別に、EV車には税制面での優遇措置も用意されています。グリーン化特例では、新車登録年度の翌年度分の自動車税が概ね75%軽減されます。また、エコカー減税により、新車登録時および初回車検時の自動車重量税が免税となります。

これらの減税・免税措置を活用することで、購入時の初期費用だけでなく、維持費の面でもメリットを享受できます。こうした優遇措置が適用されている期間を逃さないよう、購入のタイミングを検討しましょう。

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